花瓶の製作が岐阜県の工場にて開始いたしました。①

職人さん

岐阜県の工場にて、花瓶の製作が開始いたしました。

巨大な大理石の原石から美しい花瓶が完成するまでの工程を、順を追って説明いたします。

大まかな流れは、

①大理石の原石を切断加工機に移動

②大理石の原石を各花瓶のサイズに合わせて直方体や立方体に切断加工

③花瓶の寸法に切断

④旋回加工機にて、直方体や立方体から円柱形に切削

⑤円柱形から花瓶の形状へと 切削加工

この後、花瓶外側を形成し、研磨、穴切削加工へと進みます。


こちらの写真が、テレサロサタという、今回の花瓶製作に使用する大理石。
ピンクの鮮やかな色が非常に美しいです。
大理石工場に並んでいる大理石は20mm厚のものが多いのですが、花瓶を製作するために、より分厚い原石をお譲りいただきました。
20mm厚でも重いのに、かなり分厚い贅沢なこの原石の重さは計り知れません。
大理石を運ぶ専用の機械を使用し、このように、工場内の切断機の場所まで運びます。




切断機の上で、テレサロサタの原石を、花瓶のサイズに合わせて直方体や立方体に切断加工していきます。
大理石を切断する際は、粉塵を抑えるために水を噴出させながら行います。

各花瓶の寸法に切断された状態です。出来上がりが見えてきました。






次は、旋回加工機にて、直方体や立方体から円柱形に切削していきます。
この機械を扱える職人さんが高齢化とともに年々減っている中、お力をお借りすることができていることは、大変有り難いことです。

 

こちらが、円柱形に切削加工された大理石です。
こちらはビアンコカラーラブルイエという、定番のイタリア産ビアンコカラーラよりも、少し柄の多く入った石種になります。
石種の紹介は、Instagramの投稿でも行っているので、ぜひご覧になってくださいね。



この後、花瓶外側を形成し、研磨、穴切削加工へと進みます。
いよいよMENNの花瓶が誕生するのが、とっても楽しみです。

 

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