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花瓶の製作が岐阜県の工場にて開始いたしました。②
岐阜県の大理石工場で製作が進められている花瓶たち。
前回の記事では、巨大な大理石の原石から、花瓶のサイズに合わせて円柱形に切削するまでの工程を説明いたしました。
今回はその続き、花瓶の形状に加工し、穴を開け、研磨、そして完成までの工程を写真とともに説明いたします。
こちらが、円柱形だった大理石を丸みを帯びた形に切削加工されたものです。
花瓶の形が見えてきましたね。
ライティングによってかなり表情が変わりますね。
上の写真の右にある、大きな花瓶を磨いたものがこちらの写真です。
石種はテレサロサタと言って、フィリピン原産の美しいピンクの大理石です。
石種の紹介は、Instagramの投稿でも行っているので、ぜひご覧になってくださいね。
大理石は、磨かれることで石本来の美しさをグッと増します。
今回は花瓶製作ということで、お花の美しさを邪魔しない程度の磨きまでに抑えていただきました。
鏡面磨きに取り掛かる前の段階で手を止め、石本来の美しさを出しつつも、ツヤツヤしすぎない、ゴージャスになりすぎない印象に仕上げられています。
研磨を行っている様子を撮影いただきました。
通常は本磨き(鏡面磨き)か水磨き(マット仕上)のどちらかから選ぶところ、「この中間にしてください、ギリギリ鏡面磨きにならない程度の磨きにしてください。」という我儘に答えていただきました。
大変ご理解のある職人さんたちに出会えたことに、心より感謝いたします。
そしてこちらは、花瓶の穴を開けている様子です。
この優しそうな職人さんの手による花瓶が、これから毎日、どんな場所で、誰の心を癒すのだろうと想像すると、とても温かい気持ちになります。
美しく研磨された花瓶です。まだこれから仕上げの作業が続きますが、すでに美しいです。
こちらは、小さな花瓶。コロンとしていてとても愛らしいです。
食卓に置きたくなりますね。
花瓶の製作をするにあたって、石種の選定に頭を悩ませました。
たくさんある美しい石の中から、職人さんにおすすめを教えていただき、
こちらの「ボテチーノ」という優しいベージュの大理石に出会いました。
廃材利用は難しい挑戦ですが、自分の知っている石種に固定せずに色々な石種の中から選ぶことができるので、まだ見たことのない石種に出会う素晴らしい機会になります。
今度も、まだ見ぬ美しい石たちとの出会いが待っていると思うと、わくわくしますね。
いよいよ完成した花瓶たちは、日比谷花壇様にて12月19日より販売開始されます。
オンラインサイトでも販売できますよう準備いたしますので、
販売開始日が決まり次第、Instagramの投稿にて告知させていただきます。
皆様に、この丁寧に制作された花瓶たちを実際にご覧になっていただけるのを、楽しみにお待ち申し上げております。
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